「九州ブリッジファンド」第4号投資決定のお知らせ
残留農薬分析検査のリーディングカンパニー
「株式会社キューサイ分析研究所」に出資決定
株式会社ドーガン・インベストメンツ(＊)（本社：福岡県福岡市 代表取締役 森 大介）は、管理運営を行う「九州ブリッジファンド」（以下「当ファンド」）の第４号投資先企業として株式会社キューサイ分析研究所への出資を決定致しました。詳細は下記のとおりです。
(＊)株式会社ドーガン・アドバイザーズが 100%出資するファンド運営子会社です。
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■第４号投資先企業/株式会社キューサイ分析研究所について
株式会社キューサイ分析研究所（本社：福岡県福岡市/代表取締役 江畑 賢一、以下「同社」）は、キューサイ株式会社（本社：福岡県福岡市/代表取締役 藤野 孝、以下「キューサイ」）において、主力製品である『青汁』原材料の残留農薬分析検査を行う研究所として設立されました。 以降、公正・中立な立場として残留農薬分析検査を確立するために、キューサイより独立した法人となり、厚生労働省認可の『登録検査機関』として国内食品メーカーなどに対し、加工食品を含め食品内における残留農薬分析検査サービスを提供する国内有数の企業に成長しております。 同社は、独自の技術を用いて多種類の農薬等を一斉に検出する技法に強みを持ち、その一斉検出数（662 種/2009 年 6 月 29 日時点）においては業界トップレベルの技術水準を誇っており、その信頼性の高い分析検査を通じて世の中へ「食の安心・安全」を広く提供することを経営理念とし、国内において日々高まるニーズに応えるべく今後も発展が期待される企業です。また、2009 年 2 月には通標標準技術服務有限公司（SGS-CSTC*）と業務協力合意書を締結し、中国市場に進出を果たし、現在の日本の食品輸入国でもある中国にて、国内の検査能力とノウハウを活用し、食の安全を提供しております。
*通標標準技術服務有限公司（SGS-CSTC）は SGS 本部と前国家質量技術監督局に属する中国標準技術開発公司（CSTC）によって、1991 年に設立された中国現地法人です。SGS はスイスに本部を置き、一世紀以上の歴史を持つ世界最大級の認証・検査・分析業務を行っており、全世界 1,000箇所以上の事業所と実験室、55,000 人を超える従業員を擁しているグローバル企業です。
この度、同社の主要株主である NIF-JIP 投資事業組合ほか 4 名の株主は、同社の円滑な事業の継続・承継を目的として、保有する同社株式を当ファンド（および株式会社トーホー）に譲渡することに関し、株式譲渡契約書を締結致しました。なお、キューサイにおいては、引続き同社の筆頭株主として引き続き経営にご参画頂き、今後も同社は『キューサイ分析研究所（Q’KEN）』ブランドを維持し、営業を継続して参ります。
今般、当ファンドは同社が日本国内における強固な事業基盤・営業基盤を有しており、さらには SGS グループとの提携により中国を中心とした海外展開を行うことで同社事業の更なる発展が十分可能と判断し、投資先企業として選定を行いました。また、今後は事業パートナーとして、株式会社トーホーとコンソーシアム（後述）を組むことで、同社の営業基盤の更なる拡充などの業務提携・共同経営を視野に入れた連携・協力体制を整えて参ります。
■本件投資の意義
当ファンドは、主に九州地区の中小企業の事業承継・事業継続を支援し、九州経済を活性化させることを目的として、独立行政法人中小企業基盤整備機構のほか、九州を代表する地域金融機関 6 行（鹿児島銀行、佐賀銀行、十八銀行、筑邦銀行、西日本シティ銀行、肥後銀行）［五十音順］の出資により設立された、地域特化型のバイアウトファンドです。本件の出資に際しては、①食品検査サービス市場、とりわけ残留農薬分析市場について、2006 年のポジティブリスト制度施行後急激に成長し、今後も年率 5-10%程度の成長が見込めること、②SGS グループとの業務協力体制により中国市場へ進出することで更なる企業価値の向上が見込まれ、ひいては九州地域経済の発展に資する企業であること、③当ファンドの本件出資により後継者候補への円滑な事業承継に大きく寄与するものと判断し、本件出資を決定いたしました。上記ファンド出資者からも、同社の事業承継を円滑に行うことで、地域経済の活性化に資するものと高く評価いただきました。
■株式会社トーホーが共同スポンサーとして参画
今般同社への投資について、株式会社トーホー（本社：神戸市東灘区/代表取締役 上野 裕一、以下「トーホー」）と共同投資を行い、事業戦略パートナーとして業務提携・共同経営を視野に入れた具体的な連携・協力体制を構築して参る予定です。
詳細はPDFをご覧ください。
