「九州ブリッジファンド」第3号投資決定のお知らせ

ホテルニューオータニ熊本
「熊本駅前ビル株式会社」に出資決定

株式会社ドーガン・インベストメンツ(*1)(本社:福岡県福岡市 代表取締役 森 大介)は、管理運営を行う「九州ブリッジファンド」(以下、「当ファンド」)の第3号投資先企業として熊本駅前ビル株式会社への出資を決定致しました。詳細は下記のとおりです。
(*1)株式会社ドーガン・アドバイザーズが 100%出資するファンド運営子会社です。

◇ ◇ ◇
■第3号投資先企業/熊本駅前ビル株式会社について
熊本駅前ビル株式会社(本社:熊本県熊本市 代表取締役 七條 均、以下「同社」)は、熊本の表玄関である熊本駅前の再開発を目的とし、熊本県最初の民間による市街地再開発事業として、地元及び九州経済界を中心とした支援のもと、1992 年 9 月 20 日『ホテルニューオータニ熊本』として開業致しました。以来 16 年の間、地域企業・顧客に親しまれております。この度、同社の親会社である『株式会社ニューオータニ』(本社:東京都千代田区、以下「ニューオータニ」)は、後継者問題の解消による同社の円滑な事業の承継を目的として、ニューオータニ保有の同社株式を当ファンドに譲渡することに関し、基本合意契約を締結致しました。ニューオータニにおいては、今後は同社の第 2 位株主となり『ニューオータニブランド』の継続利用など、引き続き関与いただく予定でございます。従いまして、今後も同社は『ニューオータニグループホテル』として、営業を継続して参ります。
今般、当ファンドは、同社が地域企業や九州経済界を中心とした強固な事業基盤・営業基盤を有しており、円滑な事業承継を行うことで同社事業の維持継続、更なる発展が十分可能と判断し、投資先企業として選定を行いました。また、今後は事業パートナーとして、株式会社楽帆、株式会社グラノ24K とコンソーシアム(後述)を組むことで同社へのハンズオン(各種業務支援)を行い、新事業展開による同社の事業価値向上を支援して参ります。
今後、3月末までに株式譲渡の手続を完了させ、速やかに新体制のもと、今まで以上に『地域に根差したホテル』を目指した運営を行って参ります。

■本件投資の意義
当ファンドは、主に九州地区の中小企業の事業承継の円滑化と新事業展開を支援し、九州経済を活性化させることを目的として、独立行政法人中小企業基盤整備機構のほか、九州を代表する地域金融機関 6 行(鹿児島銀行、佐賀銀行、十八銀行、筑邦銀行、西日本シティ銀行、肥後銀行)[五十音順]の出資により設立された、地域特化型のバイアウトファンドです。本件の出資に際しては、上記のファンド出資者からも、同社の事業承継を円滑に行うことで、2011 年に予定されている九州新幹線全線開業を視野に入れ、周辺地域のみならず、熊本県地域経済の活性化に資するものと高く評価致しました。地域金融機関が出資するファンドが、本件のようにナショナルチェーンホテルと共に地域の再活性を目指した事業継続を手がける例は、先進的な前例になるものと考えております。

■株式会社楽帆・株式会社グラノ24K が事業パートナーとして参画
今般、同社の運営について、株式会社楽帆(本社:東京都渋谷区 代表取締役 北村 尚武、以下「楽帆」)と共同出資を行い、事業パートナーとして業務委託契約を締結する予定です。また、福岡県内を中心に自然食ビュッフェレストラン『ぶどうの樹』『野の葡萄』などを運営する株式会社グラノ 24K(本社:福岡県遠賀郡 代表取締役 小役丸 秀一)との業務提携も行う予定であります。

詳細はPDFをご覧ください。

 2009.02.05 「九州ブリッジファンド」第3号投資決定のお知らせ(ホテルニューオータニ熊本)